メバリング

ヤマガ ブルーカレントⅢ510・69をインプレ!ライトソルトゲームにおすすめ!【メバリング・アジング】

ヤマガ ブルーカレント インプレ

ライトソルトゲームで大人気のロッドで、多くのアングラーが使用しているブルーカレント。
ブルーカレントはヤマガの愛称で親しまれているヤマガブランクスが販売しているメバリングやアジングに使用できるロッドです。

今回は、ヤマガブランクスが販売するブルーカレントⅢシリーズより、510と69の2機種のインプレを紹介します。実際に使用して感じたことを基に2機種の特徴を詳しく解説するので、ぜひご参考にしてください。

ヤマガブランクスとは

ヤマガブランクス ブルーカレント
ヤマガブランクスとは、熊本県山鹿市に拠点を置き、ロッドの製造、販売をしているロッドメーカーです。株式会社山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年にヤマガブランクスが誕生しました。

そのヤマガブランクスではルアー向けのロッドを数多く販売しています。なかでもメバリングやアジングに使用できるブルーカレントシリーズは多くのアングラーに大人気。日本製のロッドで性能の高さにも期待できます。

ブルーカレントⅢの特徴

ヤマガ ブルーカレントⅢ
ではまず、今回紹介するブルーカレントⅢシリーズにはどのような特徴があるか解説します。

しなやかで綺麗に曲がり込む

ブルーカレントⅢシリーズはモデル問わず、しなやかで綺麗に曲がり込むのが特徴的。小型のメバルやアジがヒットしてもしなやかに曲がりやすく、引き味を思う存分に味わえます。

また軽量なルアーでもロッドをしっかりと曲げ込んでキャストするのも得意。モデルにもよりますが、軽量なジグ単でもロッドの反発力を活かしてキャストできます。

さまざまなターゲットに使用できる

ブルーカレントⅢシリーズはメバル、アジがメインターゲットですが、ほかのターゲットを狙えるロッドもラインナップ。硬さと長さがあるモデルでは、メバルやアジに加えて、シーバスや黒鯛に対応できるロッドもあります。

メバリングやアジングだけでなく、さまざまな釣りを一本のロッドでやりたい人にもブルーカレントⅢがおすすめ。汎用性が高く、持っておくと重宝しますよ。

コスパに優れている

ブルーカレントⅢはほとんどのモデルが2万円台で販売されています。それにも関わらず日本製で、性能が高く、コスパに優れている点も魅力的です。

ほかのメーカーで日本製のロッドを購入しようとすると、最低でも3万円台、高いと6万円以上もあります。低価格でも日本製のコスパに優れたロッドを探している人はぜひチェックしてみてください。

ブルーカレントⅢ510・69の基本スペック

ヤマガ ブルーカレントⅢ510・69
ブルーカレントⅢの510と69の基本スペックを表にまとめます。

モデル ブルーカレントⅢ 510 ブルーカレントⅢ 69
全長 1775mm 2070mm
仕舞寸法 915mm 1065mm
自重 56g 66g
ルアーウェイト MAX4.5g MAX7g
ライン PE 0.06~0.3 / NY・FC1~3lb PE 0.08~0.4 / NY・FC1~4lb
価格(税抜価格) 23,600円 24,600円

スペックのなかで特筆すべきはこの軽さ。510で56g、69で66gと2万円台のロッドとしてはかなり軽量に仕上がっています。

いずれのレングスもセンターカットの2ピースになっているのも特徴的。他社の短いロッドではワンピースロッドもあるなかで、510でも2ピースで仕舞寸法が短く持ち運びにも便利です。

またライトゲームというとソリッドティップが数多くラインナップ。しかし、ブルーカレントⅢではチューブラーティップを採用しているのも特徴になります。チューブラーティップの良さを体感したい人にもブルーカレントⅢをおすすめできます。

ブルーカレントⅢ510のインプレ

まず、510を使用してみて感じたことをまとめていきます。

アジングに最適な一本

ヤマガ ブルーカレント アジング
ブルーカレントⅢ510は5ft後半と短めのレングスで、アジングとの相性が抜群です。もちろんメバリングにも対応できますが、基本的にはアジングメインと考えていいでしょう。

アジングのなかでも特に出番が多いのが、遠投の必要がない小場所。ジグ単を遠投せずにテクニカルに常夜灯周りを攻略したい、そんなときにはブルーカレントⅢ510が大活躍します。

1g前後のジグ単にマッチ

ヤマガ ブルーカレント アジング ジグ単
MAX4.5gのジグヘッドに対応できますが、特にマッチするのが0.5〜1.5gほどの軽量ジグヘッドです。ロッド全体がしなやかで、0.5gのジグヘッドでもキャストしやすいのも特徴的。

また1.5gほどでも快適にフルキャストでき、かつ細かく操作できるハリも備わっています。特に0.8〜1gのジグヘッドとの相性が良いので、その重さを多用する人に最適の一本といえます。

豆アジから30センチオーバーのアジに対応

ロッドはしなやかながらもパワーがあります。そのため、攻略が難しい豆アジから鋭い引きを見せる30センチを超える尺アジにまで対応できます。

豆アジから30センチは堤防や漁港から釣れやすい平均的なサイズです。その平均的で釣りやすいサイズのアジを狙う場面においては、ブルーカレントⅢ510をおすすめできます。

感度は中程度

感度に関しては超高感度といえるほどではないものの、しっかりとアジのアタリを捉えられます。2万円台のロッドとしては十分の感度で、アジのアタリを雑味なく感じ取れる印象です。

しかし、チューブラーティップであるがために、目感度に関してはやや低め。ティップがアジのアタリでは曲がらないので、目でアタリを取る釣りには不向きです。

エステルラインも使用できる

ブルーカレントⅢ510はPEラインやフロロカーボンラインはもちろん、アジングで定番のエステルラインも使用可能。エステルラインを使用すると感度が中程度からワンランク上になる印象です。

使用していて特に相性がいいなと感じたのは、エステルライン0.2号にフロロリーダー0.8号のセッティング。ブルーカレントⅢ510でエステルラインを使用したい人はぜひご参考にしてください。

操作性が高い

ヤマガ ブルーカレント 操作性
ブルーカレントⅢ510はロッドを振ったときに収束が早い印象です。そのため、細かくロッドを操作してもロッドのダルさを感じません。

ブランクス自体の軽さはもちろん、軽量化されたガイドのSiC-Sがロッドのブレを軽減している印象。特にアジングで重要なロッド操作がしやすく、テクニカルに誘ってアジを狙えます。

バラシを軽減できる

ブルーカレントⅢ510は魚がヒットするとロッド全体がしなやかに曲がります。そのため、口が切れやすいアジでもバラシにくいのが魅力的です。

また豆アジがヒットしてもしっかりと曲がるほどのしなやかさがあります。豆アジをバラさずにキャッチできるロッドが欲しい人にもブルーカレントⅢ510がおすすめです。

ブルーカレントⅢ69のインプレ

次にブルーカレントⅢ69のインプレを紹介します。

メバリング・アジング両方に使える

ヤマガ ブルーカレント メバリング
ブルーカレントⅢ69はメバリング、アジングの両方に対応できるロッドです。メバリングにおいては堤防や漁港といったポイントで使用できます。

一方、アジングでは堤防や漁港はもちろん、水深がある沖堤防でも大活躍。一本のロッドでライトゲームを幅広く楽しみたい人には特にマッチします。

ジグ単からプラグまで幅広く対応

ヤマガ ブルーカレント プラグ
ブルーカレントⅢ69はライトゲームで多用するジグ単はもちろん、近年人気が高いプラグにも対応します。特に2〜3gほどのプラグとの相性が高く、操作性も抜群です。

プラグでメバルを狙うメバルプラッギングに挑戦したい人には特におすすめ。出番が多いシンキングペンシルやミノーを楽に扱えて、メバルのヒットを狙えます。

20センチから尺クラスの引きもいなせる

ブルーカレントⅢ69は全体的にしなやかなロッドですが、パワーも十分にあります。そのため、15センチ前後のメバルはもちろん、20センチ後半のサイズでもキャッチできます。

ブルーカレントⅢ69を購入してから20センチ後半のメバル、フッコクラスのスズキを釣りましたが、パワー不足を感じません。十分なパワーで強引なファイトにも対応できます。

PEラインと相性抜群

ブルーカレントⅢ69はフロロカーボンラインやナイロンラインだけでなく、PEラインとの相性が抜群。メバリングをするときにはPEライン0.3号にリーダー1.5〜2号を使用しています。

PEラインを使用する注意点としては、リーダーをガイドに巻き込んでキャストしないこと。ガイドがやや小さく、リーダーの結び目が引っかかりやすいので、リーダーをガイドに巻き込まずにキャストするのがおすすめです。

バイトを弾きにくい

ヤマガ ブルーカレント フッキング
しなやかなブルーカレントⅢ69は魚のバイトを弾かずに、フッキングに持ち込めます。ただ巻きが中心となるメバリングでは、バイトが弾きにくいロッドが最適です。

ブルーカレントⅢ69を使い始めてからバイトを弾かずに、フッキング率がアップした印象。ティップが柔らかく、かつベリーにはややハリがあるので、オートマチックにフッキングできます。

ただ巻きでの操作感に優れている

ジグ単でもプラグでもただ巻きをするとティップがやや曲がります。そのため、ルアーの重みが手に伝わりやすく、操作感に優れています。

特に軽量なルアーを使用しているときに、ルアーがどこにあるかわからなくなることがありません。軽量なルアーでは操作感がなく、どこにルアーがわからなくなる、そんな人にもブルーカレントⅢ69はおすすめできます。

遠投性能が高い

ブルーカレントⅢ69はしなやかながらもハリがあり、ロッドの反発力を活かしたキャストができます。その反発力は軽い力で軽量なルアーを遠投するのもサポート。

ジグ単では1.5〜2g、プラグでは2〜3gが遠投しやすい印象です。その辺りの重さのルアーを多用する人には、ブルーカレントⅢ69がマッチします。

まとめ

ヤマガブランクスのブルーカレントⅢ510と69はアジング、メバリングに使用できるライトゲームロッドです。全体的にしなやかなロッドなので、魚の引き味を存分に存分に楽しみたい人には特におすすめできます。

またヤマガブランクスのロッドは日本製で品質の高さも魅力的。日本製で品質が高く、ロッドとしての基本性能も高いブルーカレントⅢでライトゲームを楽しんでみてください。